第11回企画展　牧村兵部利貞

牧村兵部利貞は、牧村城主、牧村政倫の養子となった武将であり、利休七哲の一人に数えられる茶人でもあります。
武将としては、山内一豊や古田織部などとともに、織田信長、豊臣秀吉に仕えました。特に秀吉から伊勢の岩出城(二万石余)を与えられ、馬廻衆の頭や朝鮮出兵の際には船奉行として活躍しました。
茶人としては、利休七哲の六番目に数えられる高弟で、古田織部に先駆けて”ユガミ茶碗”を茶会に用いた、新しい美の発見者です。
武人として、また、素晴らしい茶人として戦国時代を生きた利貞を一人でも多くの人にご覧いただき、偉業を偲びつつ、ふるさと「安八」を見つめ直していただければ幸いです。

※こちらの企画展は終了しました。常設展にて一部展示しています。